面接ではどういうところを見られている?

看護師を採用する側はできるだけ現場で役に立つ人材を確保したいので、採用の際には慎重に人物評定をします。採用するときには着目するポイントがいくつかあります。筆記試験など医学の知識を問うことも大切ですが、面接で応募者の人柄や感性について問うことはもっと重要です。清潔感・落ち着き・視線など面接での第一印象も注目すべきポイントです。面接では志望動機や仕事に対する姿勢などを質問しますが、仕事に関する本人の経験を語らせれば人柄や感性がわかりやすいとされています。

転職者の場合には、前の職場でどのような働き方をしていたかに着目します。医療現場でどんな問題に直面し、どのように感じたか、そしてどのように対処したかを具体的に聞けば、本人の仕事に対する姿勢がわかります。失敗の原因をどのように捉えるかも重要なポイントです。例として挙げられるのは、指示に従わない患者に対してどのように対応したか、または医師の指示が間違っていると気付いた時にどうしたかなど。実体験であるほど説得力のある主張が聞けるのです。経験を語る中で同僚や患者など他人を悪く言う看護師は、他の職場でも他人の足を引っ張るので採用されにくいでしょう。

チームワークが重視される医療現場では、コミュニケーション能力も不可欠です。面接では様々な角度から細々とした質問をして的確に回答できるかという点にも着目されます。的外れな応えや質問と無関係の回答をする看護師は、緊急の際に最適な意思疎通を図れず重大な事故につながるおそれがあると判断されるのです。同僚との協調性や患者に接する態度を測るうえでも、対話の距離感や物腰の柔らかさにしっかり気を配る必要があるでしょう。
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